音声入力

Bluetoothヘッドホンとマイク

従来のBluetoothヘッドホンは、良い音で再生しながら内蔵マイクで録音することが同時にはできません。別のマイクを使い、ヘッドホンをStereoにしておけば、音質はそのままで、音声入力もすぐに始まります。

マイクが開くと音が変わる理由

従来のBluetoothヘッドホンには2つのモードがあります。Stereoモードでは音楽や動画を良い音質で再生できますが、マイクはオフです。ハンズフリー(Hands-Free)モードではヘッドセットのマイクが使えますが、聞こえる音は電話の通話並みの音質(モノラルでこもった音)になります。モードの切り替えには、ふつう1秒ほど、ときにはそれ以上かかります。

Windowsでは、この2つのモードが2つのデバイスとして表示されます。英語版WindowsでSony WH-1000XM3の場合は次のとおりです。

  • Headphones (WH-1000XM3 Stereo):良い音質、マイクなし
  • Headset (WH-1000XM3 Hands-Free AG Audio):マイクあり、音質は通話並み

名前はメーカー、機種、Windowsの言語によって変わり、日本語版では先頭の語が日本語になります。名前にHands-Freeが入っているほうがハンズフリーモード、もう一方がステレオです。

どれか1つのプログラムでもヘッドセットのマイクを開いているあいだ、Windowsはヘッドホンをハンズフリーモードのままにします。これはBluetoothそのものの制限で、ヘッドホンやVoiceKeyboardの故障ではありません。

おすすめの使い方:別のマイクとStereoのヘッドホン

ヘッドセットに付いていないマイクに向かって話してください。USBマイク、ノートパソコン内蔵のマイク、Webカメラのマイクなどです。こうするとヘッドホンはStereoモードのままなので、音質は落ちず、モードの切り替えを待たずに録音が始まります。

  1. 「スタート」→「設定」→「システム」→「サウンド」を開きます。
  2. 「出力」で、ヘッドホンのステレオ側のデバイスを選びます。上の例ではHeadphones (WH-1000XM3 Stereo)です。
  3. 「入力」で、音声入力に使うマイクを選びます。これはGoogleエンジンのために必要です。VoiceKeyboardで選んだマイクをChromeが使えないとき、GoogleはWindowsの既定のマイクを聞きます(Windowsの既定のマイクを設定する方法)。
  4. VoiceKeyboardのLIVE画面で、INPUTパネルのMICROPHONE一覧から同じマイクを選びます。

ヘッドセットのマイクを使う通話アプリも、ヘッドホンをハンズフリーに切り替えます。そのアプリでも別のマイクを選ぶか、通話が終わったらアプリを閉じてください。

ヘッドセットのマイクで音声入力する場合

この使い方でも動きます。VoiceKeyboardが録音しているあいだ、ヘッドホンはハンズフリーモードになり、聞こえる音はすべて通話並みの音質になります。従来のBluetoothでは避けられません。録音が終わり、ほかのプログラムがマイクを使っていなければ、ヘッドホンはStereoに戻ります。VoiceKeyboardは音声入力の合間にBluetoothのマイクを開いたままにしないため、録音を始めるまでINPUTのメーターはゼロのままです(詳しくはマイク、感度、BOOST)。

一部の新しいヘッドセットは、Bluetooth LE Audioに対応しています。パソコン側も対応していて、Windows 11が新しいバージョンであれば、マイクをオンにしても音質を保ちやすくなります。お使いのヘッドセットでそうなるかどうかは、ヘッドセット、パソコンのBluetooth機器、そのドライバーによって決まります。

VoiceKeyboard 1.0.3以降の動作

  • 使っているマイクがヘッドセットのものでないとき、VoiceKeyboardは録音の開始と終了のクリック音などの効果音を、ヘッドホンのステレオ側のデバイスで鳴らします。
  • Windowsの出力がハンズフリー側のデバイスになっているとき、VoiceKeyboardはそのことを知らせる通知を表示します。通知のボタンでWindowsのサウンド設定が開くので、「出力」でステレオ側のデバイスを選んでください。

よくある症状

症状原因と対処
音声入力を始めると音がこもる。出力がHands-Free側のデバイスになっているか、ヘッドセットのマイクで録音しています。上の手順で「出力」にステレオ側のデバイスを選び、別のマイクで話してください。
録音が始まる前にクリック音がして、0.5秒ほど間がある。原因は同じで、ヘッドホンがハンズフリーに切り替わっています。別のマイクとStereo出力の組み合わせなら、録音はすぐに始まります。
音声入力が終わっても音がこもったまま。ほかのプログラム(多くは通話アプリ)がまだヘッドセットのマイクを使っているか、「出力」がHands-Free側のままです。両方を確認してください。
MICROPHONE一覧にヘッドセットのマイクが出てこない。ヘッドセットを接続し直してください。電源を切って入れ直すか、WindowsのBluetooth設定でいったん切断して接続し直します。するとWindowsがHands-Free側のデバイスをもう一度追加します。

音声入力そのものが動かない場合は、音声入力の不具合と直し方を見てください。